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ぎせい豆腐を紹介します

ぎせい豆腐を紹介します

106日(月)昼の献立にぎせい豆腐を提供しました。

ぎせい豆腐は豆腐の精進料理のひとつで、水切りしてくずした豆腐に卵や野菜を入れて蒸したり焼いたりした料理です。 見た目や味わいがとても上品な一品です。

ぎせい豆腐の「ぎせい」とは「似せて作る」という意味の「擬製」です。昔のお坊さんが卵や肉を食べることを禁じられていた時、豆腐の中に卵を入れて分からないようにして作ったことが名前の由来だそうです。豆腐以外の材料を混ぜて豆腐のような形に仕上げることからこのような名前になりました。その他にも義省(ぎせい)という名の尼が考案したとされる説などがあるそうです。また、中国にも似たような料理が存在することから、外国由来の調理法である可能性も高いそうです。 

ぎせい豆腐に入れる具材は何を使っても美味しいですが当院ではカニカマ、ひじき、にんじんを使用しています。豆腐にカニカマ、ひじきの旨みが加わり、にんじんがぎせい豆腐の彩りをよくしてくれます。作り方は水切りした木綿豆腐とカニカマ、やわらかく茹でたひじき、にんじんを混ぜ合わせ卵液と調味料を加え蒸します。その後切り分けお皿に盛り付け、上からあんかけをかけたら完成です。あんかけをかけることでぎせい豆腐の味わいがより引き立ちます。また、あんかけのとろみにより食べやすくなります。

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 豆腐はたんぱく質を豊富に含みます。豆腐100g(1/3丁)のたんぱく質量は卵1個と同じくらいです。ぎせい豆腐には卵も入っているので日頃の健康維持に欠かせないたんぱく質を摂ることができるメニューですね。また、その他の具材も入っているのでたんぱく質以外の栄養素も一緒に摂ることができます。栄養満点のぎせい豆腐はほんのり甘く懐かしい味わいだと利用者様にも好評で喜んで頂けました。(N記)